健康

寿命を伸ばす飲酒と縮める飲酒

ニュージーランド産ワイン、美味しいですよね。

ワインの専門家によると、NZ産といえばソーヴィニョンの白というイメージが強いらしいのですが、今年は赤のピノ・ノワールに注目だそうです。

ところで、「適度な飲酒は身体にいい!」なんて話、一度は聞いたことありませんか?

僕もそう自分に言い聞かせながら飲んでいるのですが、正直いってお酒が健康に与える影響はあまりよく理解していません。

ニュースサイトStuffの記事によると、飲酒と健康の関係について新たな事実が公表されたようです。

 

|健康に配慮した飲酒量とは


ニュージーランド保健省のガイドラインでは、一日または一週間あたりのアルコール摂取量は以下の量より少なくすることを推奨しています。

<男性>

一日あたり30グラム

一週間あたり150グラム

<女性>

一日あたり20グラム

一週間あたり100グラム

普段飲んでいるお酒にどれくらいの量のアルコールが入っているかがわからなければ、飲酒量が適正なのかどうかがわかりませんね。

以下は、ビールとワインに含まれているアルコール量の参考例(参照:Healthy Promotion Agencyデータ)です。

これらのお酒を飲む方は、普段の飲酒量が適量になっているかちょっと計算してみてください。※カッコ内はアルコール度数。

  • 缶ビール330ml(4%)10グラム
  • ボトルビール330ml(5%)13グラム
  • 缶ビール440ml(4.2%)15グラム
  • グラスビール600ml(4.5%)21グラム
  • グラスワイン100ml(12.5%)10グラム
  • ボトルワイン750ml(13%)77グラム
  • スパークリングワイン750ml(12%)71グラム

僕が知るキウイたちはお酒が強い人が多いので、この許容範囲は軽く超えてしまっているのではないかと思います。

個人的には、お酒を飲むイベントがない限り普段はこの範囲に収まっている感じがします。

 

|飲み過ぎは寿命を縮めるってホント!?


自分の飲酒量がニュージーランド保健省の基準範囲内におさまっていたのを確認してホッとしたのもつかの間、世界の五大医学雑誌の1つ「ランセット」が新たな研究成果を発表しました。

世界19ヵ国、約60万人の飲酒者を対象に調査を行ない、最もリスクが低くなる飲酒量(アルコール摂取量)は「一週間あたり100グラム未満」との結論に至ったとのことです。

また、仮に年齢40歳の人がこの基準以上に飲酒をした場合、そのアルコール摂取量と短くなる寿命の関係を以下のように解説しています。

100グラム〜200グラム→半年短縮

350グラム以上→4〜5年短縮

寿命が半年短くなってしまうことについてはそれほど重くは受け止めませんでしたが、4〜5年となるとちょっと見逃せませんね。

ただ、一週間で350グラム以上のアルコール摂取となるとボトルワインを結構な頻度で空けるペースなので、ここまで飲む人はそれほど多くはないのでしょうか。

 

|日本人の基準はどのくらいなの?


厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」を確認してみると、医学誌ランセットの結果に近いの数値が示されています。

日本で40歳から79歳までの男女11万人を9〜11年間追跡調査した結果、死亡リスクが最も低かったのはアルコール摂取量が一日23グラム未満の人々でした。

さらに驚くべきことに、アルコール摂取量が23グラム未満/日のカテゴリーの人たちの死亡リスクは、男女ともに非飲酒者よりも低いという結果が出ています。

また、お酒を飲むことで、高血圧・脳出血・乳がんなどのリスクは高くはなりますが、少量飲酒は虚血性心疾患・脳梗塞・2型糖尿病のリスクを下げるというデータもあります。

総じて言えば、「適量の飲酒は健康に良い」という俗説はある程度正しかったと言えるのかもしれません。

なお、気をつけておかなければならないのは、これらのデータは年齢が40歳以上の中高年の人を対象にした調査であったということです。

若年者の飲酒は死亡リスクを一直線に右肩上がりにするという研究結果もあるので十分注意が必要です。

また、世界保健機関によると飲酒は60以上もの病気を引き起こしていると報告されています。飲み過ぎは極力避けることに越したことはありません。

 

|ニュージーランドでは飲酒運転は合法!?


誤解を招くといけないので「酒気帯びくらい」だと違反にならないと言った方がいいかもしれません。

ニュージーランドの20歳以上のドライバーは、飲酒後に吐く息のアルコール濃度が250マイクログラム、血中アルコール度濃度は50マイクログラムという制限内であればお咎めはありません。

飲酒運転に厳しい日本で、仮にこの数値内で運転したとすると酒気帯びと判断され、3年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに減点13点と90日の免許停止処分という厳しい罰則を受けることになります。

ニュージーランドでもこの制限値を上回ってしまうと罰金200ドルと50ポイント減点が課せられますが、日本の罰則に比べるとずいぶん軽い気がしてしまいます。

なお、20歳未満のドライバー(ニュージーランドは16歳から運転免許を取得可)の場合は飲酒後の運転は一切禁止されています。

 

|まとめ


飲酒は適量であれば、それほど健康に害を及ぼさないばかりか、場合によっては死亡リスクを下げることもある、ということがわかりました。

ただ、それに気をよくしてつい飲み過ぎてしまえば、生活習慣病の原因になってしまうので注意が必要です。

ニュージーランド保健省が示したガイドラインのアルコール摂取量は、健康リスクを下げるにはやや甘く、特に男性のアルコール摂取量は女性のレベルまで減らした方が望ましいと言えるでしょう。

ニュージーランドの小売店で行われている「お酒を購入する際の年齢チェック」は日本のそれよりもずっと厳しいと感じます。

一方で、軽度の酒気帯び運転が許されるなど、日本と比較して飲酒に対する社会的な許容度が高いため、うっかりすると飲酒運転で事故を起こしかねません。

いずれにしても節度を守って飲むという当たり前のことが、病気や事故から身を守り、長く健康でいられることにつながるんだろうと思います。

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About りっく

観光ビザでニュージーランドへ渡航し、現地で働くために永住権取得。数年過ごした後、2005年日本に帰国。 宿泊施設運営、店舗経営、営業職などの職を転々と変えながら激しく働き貯金に励み、将来の目標である移住のため日本に住みながらニュージーランドに家を購入。 2018年、かねてからの目標であったニュージーランドへの移住計画を実行し現在ロトルアに在住。
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