生活

悪天候がもたらした被害情報

|強風被害の状況


4月10日、強風が吹き荒れたオークランドでは電信柱をなぎ倒されたこと等によって10万軒以上で停電が発生しました。

最大風速が時速約119kmに達するとハリケーンと呼ばれますが、オークランドに被害をもたらした強風はなんと時速140km(瞬間最大風速はManukau Headsで記録した213km)でした。

降雨量は18時間で毎時15〜35mmを記録し、当然ながら交通機関には大きな影響が出ています。

公共交通機関(飛行機・フェリー等)はそれぞれ遅延や運休など運行に乱れが発生。停電した電力会社に接続していない電車は幸い難を逃れて運行をしています。

もっとも大きな影響を受けていると思われるのは道路で、NZTA(ニュージーランド交通局)によると127の信号が停電によって作動停止に陥り、一部モーターウェイは閉鎖されました。

また強風で運ばれてきた路上の障害物に注意すること、不必要な運転は避けて欲しいなど当局から注意喚起が行われています。

停電による影響は学校にも出ています。オークランドとコロマンデル地方では休校になった学校もあり、子供達は学校から連絡があるまで自宅待機の状態になりました。

停電の対応に追われる電力会社のベクターはスマホのアプリ(Vector Outages)で停電になった地域の情報を確認できるようにしていますが、市民からのアクセスが集中したため一時オーバーロード状態に陥りました。

ニュージーランドで風の強い街といえばウェリントンですが、同じ北島のオークランドで激しい強風が吹き、今回のような被害が出たことは珍しいことです。

いくつかの要因が重なって発生したこの嵐は事前に予測しきず、それがもたらした大規模停電によって市民生活はさらに混乱しました。

この天気は風だけでなく寒気も運んできており、今日の気温は一気に9℃まで低下。停電で電気が使えない状態が続けば寒さが非常にこたえます。

オークランド以外でも、北島中部にあるルアペフのナショナルパークビレッジではトルネード(竜巻)が発生しました。

屋根が吹き飛ばされるなど損壊した住宅7棟は立ち入り禁止になっています。そのほか、木々が根こそぎ倒れされたり、道路標識は水平に曲がってしまうなど竜巻による被害が確認されています。

 

|オークランド領事館からの連絡


オークランド領事館からはAuckland Civil Defence(危機管理センター)より次のような注意喚起があったとのメール連絡がありました。

<Auckland Civil Defenseからの通知>

⑴ 命の危険があるようであればすぐに111番に電話すること。

・111番にかけると警察か、消防か、救急か聞かれるので用件に応じて答えてください。

・救急車は用件やVisaのステータスによっては有料の場合があります。

⑵ 公道や公共の場所での倒木処理についてはオークランド市議会(Auckland Council)に連絡すること。

・Auckland Councilの電話 09-301-0101 または 0800-22-2200

⑶ 車を運転する必要があれば道路状況に十分な注意を払うこと。

⑷ 停電している場合は食べ物に注意すること。

・冷蔵庫のドアは締め切ってください。

・冷凍食品のうち、2時間以上4℃以上の状態におかれたもの、匂いやおかしくなっているものは捨ててください。

・薬に関して心配があれば医療機関に相談してください。

⑸ 緊急備品・乾電池・保存食などを用意すること。

外国に3ヶ月以上滞在する日本人は居住地を管轄する大使館または総領事館に「在留届」を提出することが日本の旅券法で義務付けられています。

在留届は海外で大規模な事故や災害が発生した場合、在外公館が日本人被災者の有無の確認や支援をするための基礎資料となります。

僕は管轄のオークランド総領事館に在留届を出していたため、このような連絡が届きました。

在留届は窓口だけではなく在オークランド日本総領事館の「在留情報」ページからネットで届け出を提出することもできます。

 

|ニュージーランドでは救急車を呼ぶと有料!?


領事館からの連絡の中で、「救急車は用件やビザのステータスによって有料の場合がある」との記載がありました。

かつて妻が救急車で病院に運ばれたことがありましたが、その時は救急車の費用を払った記憶がありません。

では、救急車を利用した場合、どのような場合に有料になって、どのくらいの料金になるのでしょうか?

救急車サービスを運営している慈善団体セントジョンのホームページを確認してみました。

端的に言えば、事故による怪我で救急車を呼ぶ場合以外は有料と考えておいた方が良さそうです。

なお、ACC(ニュージーランドの社会保障制度)の基準に沿わない場合や怪我をしてから24時間経過後である場合は、事故による怪我であっても有料になります。

次は、救急車を利用した時の料金です。「有料」というのが一体いくらになるのでしょうか?

Auckland Civil Defenseからの通知では「ビザによるステータスによって」と書かれてありましたね。

セントジョンのホームページではビザによって2通りの料金設定になっています。

A. 2年以上のワークビザまたは永住ビザを持っている場合→98ドル(約7,600円)

B. 観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデービザで滞在する人の場合→800ドル(約62,400円)

Bに当てはまるビザで滞在中の方は海外旅行保険に加入をされているとは思いますが、日本とは違い海外で受ける医療サービスは高額になる場合が多いので注意が必要です。

日本での「とりあえず救急車呼ぶか」みたいな感覚では利用できるサービスではありませんね。

 

|気象情報はアプリでチェック


電力会社による停電の復旧作業は進んでいますが、まだ完全復旧には至っていないようです。

電気が使えないと気になるのは急に下がった気温です。ついこの間まで20℃以上あった気温が半分近くになれば体調を崩しやすくなります。

気象情報はテレビやネットよりもスマホアプリの方が手軽に確認できますし、位置情報を使って自分がいる狭いエリアの情報が手に入るので便利です。

個人的によく使っているのは「MetService」ですが「AccuWeather」なんかも日本語で表示されるので使いやすいと思います。

どちらも無料のアプリですのでニュージーランドに来たらチェックされることをおすすめします。

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About りっく

観光ビザでニュージーランドへ渡航し、現地で働くために永住権取得。数年過ごした後、2005年日本に帰国。 宿泊施設運営、店舗経営、営業職などの職を転々と変えながら激しく働き貯金に励み、将来の目標である移住のため日本に住みながらニュージーランドに家を購入。 2018年、かねてからの目標であったニュージーランドへの移住計画を実行し現在ロトルアに在住。
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