生活

増税でオークランドのガソリン価格はいくら上がるの!?

日本では車離れが進んでいますね。

僕も日本にいた頃は、もっぱらレンタカーを使っており、メインの移動手段は「電車」でした。

若い世代の車離れは特に進んでいて、2011年時点で20代の運転免許保有率は「63.5%」(国土交通省調べ)。

現在はもっと低下していると思われます。

一方、ニュージーランドの交通の主役はまだまだ「車」です。

前回(2013年)の全国調査では、車を保有していない世帯は約8%のみで、2台以上車を保有する世帯割合は上昇しています。

公共交通といえば「バス」なのですが、僕が住むロトルアでは午後7時を過ぎると路線バスはあまり見かけなくなります。

ですので、車がなければ夜はタクシーやウーバーなど別の交通手段を利用しなくてはなりません。

日常生活に車は必需品で、そうなると気になるのが「ガソリン価格」です。

先日、オークランドに行った時にガソリンスタンドの価格を見て思ったのが、ロトルアよりもガソリンが高いということでした。

オークランドは大都市でコストもかかる分、地方よりガソリンが高いのはあたりまえかもしれません。

しかし今、オークランドでは新たな税の導入が予定されており、ガソリン価格がさらに上がる可能性があります。

 

|どのくらいガソリン価格が上がるの?


AA(ニュージーランド自動車協会)の調べでは、今年3月のガソリン平均価格(1Lあたり)は以下のようになっています。

  • レギュラー 2.089ドル(約161円)
  • ハイオク 2.179ドル(約168円)
  • 軽油 1.439ドル(約111円)

この価格を見て「高い」と感じませんでしたか?

現地に住んでいると(僕だけかもしれませんが)1ドルは100円的な感覚になるので、「えっ!リッター200円?」と感じてしまいます。

日本のガソリン価格(3月末の全国平均レギュラー実売価格133.6円/L)と比べるてもやはり高いのは間違いありません。

一回ガソリンを入れると100ドル(8,000円弱)近くは支払いますので、ガソリン代はできるだけ抑えたいところです。

そんな状況の中、オークランドではRegional Fuel Tax(地域燃料税)という新税の導入よってドライバーの負担が増えることになります。

オークランドシティは「今後10年の予算と2050年への30年プラン」という市の長期計画を練り、その詳細(計64ページ)をホームページで公表しました。

Regional Fuel Tax(RFT)は10年予算の1つで、十年で15億ドル(約1,155億円)の収入を見込んでいます。

そしてこのお金は、280億ドル(約2兆1500億円)もかかるオークランドの交通システム改善の財源として使われるということです。

では、この新税が導入されたのち、ガソリン価格はどのくらい上がるのでしょうか?

現時点でオークランド市が提案しているのは1リッターあたり11.5セント(GST込)です。

仮に、3月のレギュラーガソリン価格を使って、50リッターのガソリンを入れた場合の比較をしてみます。

<新税導入前> 2.089ドル/L × 50L = 104.45ドル

<新税導入後> 2.204ドル/L × 50L = 110.02ドル

50リッターの給油で「5.57ドル」の差がありました。

この新税に反対の立場を表明している最大野党ナショナル(国民党)によると、一般的なオークランドの世帯では年間700ドル(約54,000円)の負担増になると試算しています。

これは決して少ない負担増ではありませんね。

 

|燃費をよくするためには?


新税が始まってしまえば、一般庶民としてできることはガソリン代の負担をなるべく減らすための工夫のみです。

燃費の良い車への買い替えができればそれに越したことはありませんが、そう簡単にはいきません。

いま乗っている車で燃費をよくするにはどうすれば良いのでしょうか?

AAのサイトで参考になる情報を見つけました。

<スピードを上げすぎない>

ニュージーランドは郊外へ出ると時速100キロ以上で走れる道が続きます。

時速100キロと110キロではスピードに大きな違いはありませんが、燃費では100キロで走った方が「13%」もよくなります。

<エアコンの調整>

エアコンをつけると燃費が悪くなるので、窓を開けて走ることはあると思います。

常時エアコンをつけて走るよりも年間240ドル燃費を節約できるとのことです。

あまりいないとは思いますが、高速で走るときに窓を開けると空気抵抗が増えて、エアコンをつけるよりも燃費が悪くなるのでご注意を。

<重量との関係>

不要な荷物を積んだまま車を運転していては燃費によくありません。

ゴルフバッグやスポーツギアなど、トランクに積んだままのものは車から下ろしておく方がベターです。

<短距離走行の削減>

ニュージーランドの車は、1回の走行が「2キロ未満」の場合が1/3もあります。

車はエンジンが温まらない内は燃費が悪いので、可能であれば近い場所への移動には車を使わない、ということも大切だとのこと。

 

|価格が安いガソリンスタンドはどこ?


ガソリン代を節約するために皆がしていることといえば、安いガソリンスタンドを探すことでしょうか。

そういえば僕も、BP、Cultex、Z、Mobileなどメジャーなガソリンスタンドではあまり給油はしません。

よく利用しているのはディスカウントスタンドの「Gull」です。

カモメマークのスタンドといえばわかりやすいでしょうか?

Gullは北島にしかないので南島にお住まいまたは滞在の方は見かけないかと思います。

価格は他店に比べ、リッターあたり5セントくらい安い感じです。

ニュースサイト「Stuff」の記事によると北島南部のレビンでは、BPとGullではリッター8セントの差額(取材時)がありました。

そのほか、専門店ではありませんが、Pack’n Save(スーパーマーケット)のガソリンスタンドは安いですね。

南島には「NPD」というディスカウントのガソリンスタンドがあります。

ここはガソリンの供給元がMobileなので、価格を下げるのにもある程度限度があるそうです。

 

|まとめ


オークランドに住む人たちにとってガソリンが高くなることは痛手だと思います。

一方で、交通事情が改善せず、渋滞でノロノロ運転しかできなければ燃費は悪くなるのでそれもまた同じこと。

税金が高くなったとしても、そのお金が有効的に使われて、道路がスムーズに運転できるようになれば元は取れます。

ただ、10年もかかると言われると正直長いなぁ、と僕は感じてしまいます。

ナショナル(国民党)のリーダー、ブリッジス氏は増税の必要性に疑問を持っており、2020年の総選挙で政権交代を果たせば、Regional Fuel Taxを撤廃すると公言しています。

また、オークランド市民へのアンケート結果を見ると賛成と反対が半々で割れているようです。

僕がオークランドに住んでいたら、交通整備にお金がかかることには理解しつつも、ガソリンがさらに上がるのには反対の立場をとってしまうかもしれません。

オークランドにはおよそ1万人もの在留邦人がいます。

オークランダーのあなたは、賛成されますか?それとも反対ですか?

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About りっく

観光ビザでニュージーランドへ渡航し、現地で働くために永住権取得。数年過ごした後、2005年日本に帰国。 宿泊施設運営、店舗経営、営業職などの職を転々と変えながら激しく働き貯金に励み、将来の目標である移住のため日本に住みながらニュージーランドに家を購入。 2018年、かねてからの目標であったニュージーランドへの移住計画を実行し現在ロトルアに在住。
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